新着研究成果

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「先回り戦略」で国産ワクチンの開発をリードする。

本拠点では、平時において、ヒトに感染症を引き起こす可能性のある微生物のライブラリーを整備するとともに、ワクチン開発に資する基礎研究を推進し、得られた成果を社会に実装する「先回り戦略」を実施します。

具体的には、ヒト、野生動物、家畜、節足動物等からヒトに感染症を引き起こす可能性のある微生物を分離・同定し、病原体ライブラリーに収蔵するとともに、病原性、伝播性を解析することによって、ワクチン開発対象候補の選択を行います。さらに、ワクチンシードウイルスの準備、パンデミックモデルワクチンの試製と前臨床試験など、国産ワクチンを速やかに提供できる体制構築を推進します。

部門紹介

本拠点に、ワクチン開発部門、生体応答解析部門、臨床開発部門を設置し、それぞれミッションをもって研究開発に取り組みます。また、これらの部門における研究体制をサポートする組織として、研究支援部門を設置しています。

ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業とは?

「ワクチン開発・生産体制強化戦略」(令和3年6月1日閣議決定)を踏まえ、国産ワクチンの実現に向け、これまでにない世界トップレベル研究開発拠点(フラッグシップ拠点、シナジー拠点)や研究開発をサポートする機関の整備等を行うとともに、平時から同研究拠点を中心として、出口を見据えた関連研究を強化・推進することを目的とした事業です。