
【講義風景】 写真提供:広報・コミュニケーション部門
当拠点の髙田 健介特任准教授(臨床開発部門)が、2025年12月4日、札幌北斗高等学校において、Academic Fantasista 2025「ワクチンはなぜ効くのか? ―病原体を記憶する免疫の仕組み―」と題した出張講義を行いました。本講義には、同校の1・2年生19名が参加しました。
”Academic Fantasista(アカデミックファンタジスタ)”とは、内閣府が推進する「国民との科学・技術対話」事業の一環として、北海道新聞社の協力のもと2012年から継続的に実施しており、北海道大学の研究者が知の最前線を出張講義や現場体験を通して高校生などに伝える事業です。
本講義では、免疫系が病原体を識別し、記憶する「免疫記憶」の仕組みについて、スライドを用いて分かりやすく解説されました。高校の授業で学ぶ内容も交えた説明に、生徒の皆さんが熱心に耳を傾け、メモを取る様子が見られました。また、ワクチンがどのように作用し、なぜ特定の病原体に対して効果を発揮できるのかについても紹介されました。さらに、免疫記憶に関する最新の研究成果や、次なるパンデミックに備えたワクチン研究開発拠点の取り組みについても触れられ、ワクチン開発の重要性を学ぶ貴重な機会となりました。
受講した生徒の皆さんからは、「新型コロナウイルスのワクチンがなぜ短期間で開発されたのか、ワクチンが完成するまでの過程など、普段触れることのない内容を知ることができて興味深かった」「ワクチンの重要性について理解を深めることができた。命に関わるものであるからこそ、自分自身でも正しく知り、向き合っていきたいと思った」などの感想が寄せられ、感染症や生命科学への理解促進に大きく貢献できました。
ワクチン研究開発拠点では、今後も地域の教育機関、行政、企業等と連携し、感染症・ワクチン研究に関するアウトリーチ活動を積極的に展開してまいります。