
前仲 勝実
Katsumi Maenaka
北海道大学 薬学研究院 教授
研究テーマ
- BSL3設置クライオ電子顕微鏡等を用いた構造解析とこれに基づくワクチン設計手法(Structural Vaccinology)の確立
キーワード
- 人獣共通感染症
- ウイルス
- クライオ電子顕微鏡
- 治療薬
- 構造生物学
- ワクチン
研究概要
- COVID-19パンデミックを踏まえ、次のパンデミックに備えた、立体構造を基盤とする合理的ワクチン設計手法の確立を目指す。
- クライオ電子顕微鏡等を用いて、選出したインフルエンザウイルスのHAや粒子、およびSARS-CoV-2のS蛋白質、またSARS-CoV-2ウイルス粒子の構造をクライオ電子顕微鏡を用いて解析する。
- ワクチン接種動物から得られるモノクローナル抗体とウイルス蛋白質や粒子との複合体について、クライオ電子顕微鏡等を用いて解析する。エピトープへの結合様式等のプロファイリングを立体構造の観点から評価する。
- 構造と病原性の関連、抗体結合エピトープの同定等の得られた結果をワクチン効果と比較・検討して、モノクローナル抗体の結合構造からワクチンの効果を類推する「Structural Vaccinology」の確立を目指す。