臨床開発部門

向井 徹
Tetsu Mukai
北海道大学 客員教授(国立感染症研究所)

研究テーマ

  • 抗酸菌の分子生物学的基盤技術開発

キーワード

  • 抗酸菌感染症
  • ワクチン開発
  • BCG

研究概要

  • 抗酸菌感染症として、結核、ハンセン病、近年注目の集まる非結核性抗酸菌症(NTM症)が知られている。抗酸菌症のワクチンとしては、結核に対するBCGが長年使用され、その安全性は高い。そのためBCGの改変による新規BCGワクチンの創出を目標としている。しかし、BCGは、厚い脂質成分に包まれ、また、生育速度が非常に遅いため、菌に対する各種遺伝子操作は、他の菌種と比較し困難なことが多い。そのため、遺伝子導入・破壊・発現・切出・置換・検出等の基盤技術開発を進めている。